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ＢN体操普及協会
近年、日本人の平均寿命は、大変ながくなっており、女性の85.59歳、男性の78.64歳（平成17年7月22日厚生労働省発表）は、それぞれ世界1位、2位の記録となっています。 しかし、健康寿命は、これより、7－9歳下回ります。 これは、高齢で介護が必要な期間とも関連しており、介護保険の負担急増の原因でもあります。 国も、この対策で、高齢者のリハビリに力を入れ始めています。
高齢者のリハビリでは、負荷を掛けた筋力トレーニングでは、時として、かえって体を損なう危険も指摘されています。自宅でも行える、手軽で安全、且つ効果の大きいトレーニング法が待ち望まれています。
ＢＮ体操普及協会は、ＢＮ体操 (Balance Normalization Fitness～動作バランス、筋力バランスを改善する体操)、ＢＮ足体操など、手軽で安全、且つ効果の大きな動作トレーニング法の開発・普及を目的として設立されています。 いずれのトレーニング法も、高齢者のみならず、広く老若男女の体力向上に役立てることができます。 その普及によって、健康寿命の向上に役立ち、もって、広く社会に貢献することを目的としています。
ＢＮ体操の更なる普及に向けて
ＢＮ体操は、とても理にかなったトレーニング理論にもとづいています。 だから効果がはっきりと出るのです。 理にかなっている、だから簡単でも効果が高いのです。
本当に価値の高いものは、とてもシンプルな形をしています。 あまりに簡単すぎて、誰でも考えつきそうにみえてしまう。 それにもかかわらず、これまで誰も考えつかなかった、そういう形を持っているものです。実際、これまで、動作不足の解消が老化防止に大変有効であるというトレーニング理論に基づいて開発されたエクササイズは、ＢＮ体操が初めてなのです。
ＢＮ体操というのは、全身体操なのですが、いすに座ったまま、順番に全身各部を動かすことで誰にでも出来てしまうのです。 器具を使わず、大きな負荷をかけない、シンプルなドリルの積み重ねで構成されています。 足腰が不安な方でも安心してご利用いただけます。 シンプルなドリルの積み重ねで、必要なだけ、日常的に不足している動作の種類、量を補うことが出来ます。 足が元気になり、体にしなやかさが生まれ、若々しい歩き方になります。
つまりＢＮ体操は、理想的な全身体操なのです。 歩くなどの日常動作の動きがよくなる、動作バランスがよくなる、全身の血行がよくなるというような効果があり、その結果、体全体の調子がよくなります。 サークルが終わった直後に、歩くのが楽になったり、体がすっきりと感じたり、痛いところが治ったりすると言っていただくことがよくあります。 サークルでＢＮ体操を継続されている方は、体力がついて、日常生活での疲れが少なくなってきます。 また、体調全般が改善してきます。
動作が若返ることで、血流、免疫系、神経系すべてが若返り、体調全般が若返ってくるのです。 動作の持久力も若返ってきます。 日常生活で疲れにくいということです。 体の全てで若返り効果が現れてきます。 毎年すこしずつ体の動きが小さくなって徐々に老化現象があらわれるのとちょうど逆の流れです。
体操をして大きな効果を出すためには、なにかとてもむつかしいことを頑張ってやらないとだめ、というふうに考えがちですが、部分部分をひとつずつ、簡単なドリルで動かすことの積み重ねて結果的に全身の必要な動きが補われるということで、十分な効果が現れるのです。
大きな動きは必ずしも必要ありません。 全身を同時に動かすととても大きな動きに感じられ、運動したという満足感は得やすいかもしれませんが、意外と肝心な部分はよく動かせていないということがあるのです。 動きの悪くなった部分の動きをよくするためには、ひとつひとつ順番に動かす練習をするのが最も効果的なのです。 そのときには他の部分はなるべく休めた状態でやるのがいいのです。 いすに座ってやることで、それが効果的に行えます。 ＢＮ体操は、どのドリルも自宅で手軽に出来ます。
ＢＮ体操は、世界でも稀有な高齢化社会となった日本においてだからこそ誕生した、高齢者にやさしい、高齢者にうれしい体操です。
このように大きな意義のあるＢＮ体操は、世界中の人々に利用されるようになるだけの価値があると考えています。 みなさんと共に、これからも更なる普及活動を続けてゆきたいと願っています。
